タイトル | 空白を満たしなさい |
著者 | 平野啓一郎 |
読み終わった日 | 2022年9月24日 |
読了時間 | 約7時間 |
発行日 | 2012年11月27日 |
読むきっかけ | 妻よりNHKで放送された空白を満たしなさいのドラマが面白いと言われたため。 |
ページ数 | 493 |
主な登場人物 | 土屋徹生 3年前に会社のビルかた転落死したがなぜか蘇った主人公 土屋千佳 徹生の妻 佐伯 徹生が勤務していた会社の警備員 |
キーワード | 分人 ひとりの人間の中に色んな自分がいるという考え |
再読したいか | ★★★ 分人についてもう少し知りたいと思った。 |
おすすめ | ★★★★ 対人関係や自分の事が良く分からなくなっている時に読むといい。 |
影響 | ゴッホの手紙を読みたくなった。 |
価格 | 税別1600円 |
大人の描写は | 少しある。小学生6年生ぐらいなら平気な内容 |
たまたま同時に借りた東浩紀さんの弱いつながりの中に平野啓一郎さんの分人化の概念の紹介があり東さんは否定していたけど、同時に借りた2冊が関係していることに少しびっくりした。
何か一つの価値観に囚われて無理をしている場合がある。
マイホーム、家族、終身雇用、子供といった幸せのイメージに当てはめすぎている日本人が多い。
主人公もごく普通のテレビドラマに出てくるような幸せ像を理想としていた。
しかし、それは本当の自分なのか偽りなのではないかという言葉に案外弱かったりする。
ひとつの価値観に固定化するのでなく、複数の価値観が自分には存在して人によって使い分ける分人でいいではないかという話。
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